小惑星探査機「はやぶさ2」の実物大模型が鶴岡市の旧加茂小学校体育館に展示されている。愛知県武豊町のNPO法人「ギガスター」が製作したもので、庄内での公開は初めて。イオンエンジンや太陽電池パドルなどが精巧に作られている。
実物大の「はやぶさ2」が庄内に初登場
「はやぶさ2」は2014年、太陽系がどのように誕生したのか手掛かりを探ろうと小惑星「リュウグウ」の物質採取を目指して打ち上げられた。サンプル採取した後、昨年12月、地球(オーストラリア)に戻り、現在、物質の分析が進められている。
今回の展示は東京都出身の佐藤涼子さん(36)=鶴岡市在住=が代表を務める「鶴岡スペースステーション」と加茂地区自治振興会、町づくりグループ「大好きな加茂」の3団体が「子どもたちに宇宙の壮大さと面白さを伝えよう」と企画した。
実物大模型は縦6メートル、横1・25メートル。採取した物質を入れる「再突入カプセル」などが忠実に再現されている。
ISS(国際宇宙ステーション)日本実験棟「きぼう」の実験運用管制官として働いた経験を持つ佐藤さんは「初日の3日から大勢の家族連れが来てくれてうれしかった。はやぶさ2がどんなミッションを成し遂げたのかを実物大の模型を見ながら理解してもらえれば」と話していた。
会場ではリュウグウの縮小模型も展示している。期間は21日(日)まで。時間は平日が午前10時から午後3時。土日は午後4時まで。入場料は大人500円、高校生以下300円、幼児無料。月曜日と金曜日は休館となる。土日のみ午前10時半から1日4回、佐藤さんがガイドする。
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