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白いサシバ飛来 奄美大島 浜田太さん撮影

体の色が白っぽいサシバ=10月28日、奄美大島の山中(浜田太さん撮影)

 鹿児島県奄美大島の山中で10月下旬、体の色が白っぽい渡り鳥のサシバを奄美市名瀬の写真家、浜田太さん(68)が見つけ、撮影した。浜田さんは「白いサシバは初めて見た。とても珍しく、夢中で撮影した」と話した。

 サシバはタカの仲間で体長約50センチ。環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類。奄美には秋ごろ、越冬のため本土から飛来し、「ピックイー」と甲高い鳴き声を響かせる。通常は体の背面は褐色で、腹側に横しま模様がある。

 浜田さんは10月28日午後3時ごろ、生き物の撮影中に白いサシバを発見した。「最初はシラサギが飛んでいると思ったが、双眼鏡で見ると違っていた。すぐに逃げてしまうので、慎重に撮影した」と当時の状況を振り返る。

 NPO法人奄美野鳥の会によると、体が白っぽいのは色素の異常で色が薄くなるためで、「バフ変」などと呼ばれる。野鳥ではまれに見られるらしく、鳥飼久裕会長は「色が違うと子どもの頃に敵に狙われやすく、大きく育ちにくい。サシバでは初めて見た」と話した。

 奄美大島は7月に世界自然遺産に登録されたばかり。浜田さんは「世界的に貴重な生き物の宝庫。渡り鳥のルートになっていて、知らないところでこういう珍しい生き物が行き交っている可能性もあると認識したい」と述べた。

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