ウトナイ湖の記念シンポ、環境保全の重要性訴え
日本野鳥の会は3日、ウトナイ湖に国内初の野鳥の聖域(バードサンクチュアリ)が設置されて40年、同湖がラムサール条約登録湿地になって30年を記念したシンポジウムをオンライン開催した。講演やパネルディスカッションを通し、渡り鳥の中継地であり、希少鳥類の生息地でもある環境の保全について考えた。

パネルディスカッションで活発に意見を交わす出席者
オンライン会議システム「zoom(ズーム)」で、102回線を確保して行われた。
バードサンクチュアリ指定前から同湖に足を運んできたという東京在住の写真家叶内拓哉さんは講演で、「昔は写真を撮る気も起きないくらいたくさんのシマアオジがいた」と回顧。国内鳥類の47%に当たる約300種を確認できる同湖周辺の環境を保全していく重要性を訴えた。
パネルディスカッションでは、北海道大学助教の先崎理之さんや中村聡チーフレンジャーら4人が登壇。弁天沼などが広がる勇払原野の安平川河道内遊水地もラムサール条約登録湿地とすることで「希少鳥類の保護につながる」「観光都市としてもPRできる」などと意見を述べた。
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