(第100回全国高校サッカー選手権県大会) 羽黒 3年ぶり全国へ 先制点守り切る 1―0東海大山形 MF小玉決勝ゴール
第100回全国高校サッカー選手権県大会は31日、天童市のNDソフトスタジアム山形で決勝戦が行われた。羽黒と東海大山形が対戦し、前半終了間際に先制点を決めた羽黒が最後まで守り切り、1―0で勝利。3年ぶり8回目となる全国大会出場を決めた。

3年ぶりの全国大会出場に喜びを爆発させる羽黒の選手たち
前半、羽黒は相手が得意とするカウンターを警戒しながら、中盤でショートパスをつなぎ守備を崩そうと試みるが、ルーズボールへの反応に勝る東海大山形から一気にゴール前へ持ち込まれる場面もあった。前半終了間際の39分、羽黒は中盤でボールを奪うとFW吉波胤希が右サイドから低いクロスを送り、相手GKが弾いたボールをMF小玉翔太が押し込み待望の先制点を挙げた。
後半はMF荒井晴太を攻撃の起点に相手守備の背後を狙うが、20分すぎから東海大山形の波状攻撃で守勢に回った。しかし守備陣が粘り強く耐え、GK渡邉賢斗の好守もあって虎の子の1点を守り切った。
本街直樹監督 厳しい試合で特に後半は危ない場面が続いたが、選手たちがよく守り切ってくれた。今年はなかなか良い結果が出せなかったが、選手権大会で全国出場を勝ち取れた。攻撃面などでさらなるレベルアップを図りたい。
岩村光晟主将 後半に相手から押し込まれたが、一人一人が守備の意識を高めてしっかり守れた。優勝は本当にうれしい。全国大会はまず初戦突破を目指す。
小玉翔太選手 選手権県大会は思うような結果が出せていなかったが、決勝で得点できて良かった。全国大会でもゴールを決め、チームに貢献したい。
▽決勝 羽 黒1 1―0 0東海大山形 0―0

前半39分、FW吉波のセンタリングにMF荒井が飛び込むが惜しくも合わず。こぼれ球をMF小玉が押し込み先制点を挙げた
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