農業の祭典「秋田県種苗交換会」 能代市で開幕

県種苗交換会が開幕。農産物出品展示が多くの来場者の関心を集めた(能代市総合体育館で)
「白神の空にとどけ!豊穣の祈り。大地の恵みを、能代から。」をキャッチフレーズにした第144回県種苗交換会(JA秋田中央会主催)は29日、能代市で開幕した。農産物出品展示では同市の成合アグリファーム(今野司代表理事)のネギが農林水産大臣賞に選ばれ、同市朴瀬の清水健吾さんが前回まで3年連続でネギの1等賞を受けて顕彰状に輝いた。各会場では能代山本の物産販売やJAの農機展などの催しが多彩に行われ、活気を生んだ。会期は11月4日まで。
メイン行事の農産物出品展示は新型コロナウイルス対策として規模を縮小し、1216点が集まった。能代山本はJAあきた白神が201点、JA秋田やまもとは109点で、能代市のネギや山ウド、三種町のミニトマト、八峰町の菌床シイタケ、藤里町のリンドウなどが各賞を受賞し、能代山本産の品質の良さを示した。多くの来場者が足を運び、じっくりと参観した。
協賛第1会場は同体育館駐車場で、能代山本の新鮮野菜や「かましメシ」など多彩なグルメの販売、ジュンサイ汁の振る舞いなどを通じて地域の食と農を発信。協賛第2会場の能代河畔公園周辺では「おらほの農機展示会」や物産販売展などが開かれた。中央会によると、初日の人出は3万8千人だった。
きょう30日は「県産ねぎの生産拡大に向けた取り組み」をテーマにした談話会が市文化会館で開かれるほか、協賛第3会場の中心市街地では畠町大通りを歩行者天国にして「第1回のしろいち」が開催される。
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