育てたホタルの幼虫を放流 山陽小野田市
ホタルの幼虫を川に放す児童たち(有帆運動広場で)
山陽小野田市の有帆ふるさとづくり協議会ホタル部会(三井諦部会長)は25日、有帆小の3年生12人と共に有帆運動広場内のホタル川にゲンジボタルの幼虫250匹を放した。部会員と児童が育ててきたもので、来夏の光の乱舞に期待を込めた。 ホタルが舞う美しい古里を後世に残そうと、1990年に地下水をくみ上げた人工清流のホタル川を整備し、同校との連携による幼虫の飼育を始めた。今夏はふ化した4000匹のうち、2000匹が元気に育ったという。 児童たちは総合的な学習の一環として、7月上旬のふ化から昼の休み時間などを利用して世話を続けてきた。ホタルの種類や生息環境の違い、成長過程などについても学び、放流がかわいがってきた幼虫とのお別れのイベントとなった。 三井部会長らの指導を受けながら餌となるカワニナと一緒にゆっくりと放した。森本拓海君は「世話では餌をあげる時に気を付けていた。寂しいけど、成長してきれいに飛んでほしい」と期待を込め、堀瑠希人君も「いっぱい飛び回ってほしい」と来夏に胸を膨らませた。 残りの幼虫は今月中に校区内の柳川と鬼ケ迫に各750匹、宇部市万倉に200匹を放流。来年の有帆ホタルまつりは6月11日に同広場で開催する予定。
関連記事
はしご車を共同運用 28年春から、田辺、白浜の消防本部
和歌山県の田辺・西牟婁の1市3町を管轄する田辺市と白浜町の両消防本部は2028年4月から、出動機会が少ないはしご車を共同運用する。それぞれが所有するはしご車を1台に集約し、経費負担の削減や相互...
患者情報を多職種で共有 十勝医師会がネットワーク 300施設参加
十勝医師会(大庭滋理会長)は、管内の医療機関や介護施設が共通のICT(情報通信技術)ツールを使い患者情報を共有する「十勝医療介護情報共有ネットワーク」(愛称・とかち月あかりネットワーク)の取り組...
オリジナル日本酒「燦樹2025」発売 「出羽燦々」原料の純米大吟醸 3種計1800本..
山形大学は23日、オリジナルの日本酒「燦樹(きらめき)2025」を発売した。 燦樹は、鶴岡市の山形大学農学部・高坂農場で栽培した酒米「出羽燦々(でわさんさん)」を原料にした純米大吟醸。2007年から山...
大谷HDが農業に新規参入 厚東広瀬の「ビバファーム」でトマト栽培【宇部】
建設業や不動産業、介護福祉事業を展開する大谷ホールディングス(大谷英治社長、宇部市助田町)が、厚東広瀬に情報通信技術(ICT)を活用した太陽光利用型植物工場「ビバファーム」を立ち上げ、トマト...