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奄美豪雨から11年 防災強化、記憶つなぐ 各地で黙とう

奄美豪雨の犠牲者に黙とうをささげる奄美市住用総合支所の職員ら=20日午後2時ごろ、同市住用町

 「あの悲劇を二度と繰り返さない」。2010年10月の奄美豪雨から11年を迎えた20日、高齢者2人が亡くなった鹿児島県奄美市では防災行政無線でサイレンを鳴らして犠牲者を悼み、防災意識の強化と災害の記憶を風化させないよう誓った。

 奄美豪雨は、奄美市住用町で昼ごろの時間雨量が2時間連続で100ミリを超えるなど、「100年に1度」と表現される記録的な大雨で家屋浸水や土砂災害が相次いだ。島内で住家453棟が全半壊、967棟が浸水するなど住家被害は計1432棟に上り、龍郷町の1人を含め高齢者3人が犠牲になった。

 奄美市は午後2時から市内全域でサイレンを鳴らした。市住用総合支所では犠牲者が出たグループホームの方向に向かい約1分間、市職員が黙とうをささげた。

 災害発生時、名瀬から応援に駆け付けた弓削洋一事務所長は「新和瀬トンネルが通行できず、現場で1昼夜交通規制を行い、翌日には和瀬集落の避難所まで何度も歩いて毛布や食料を届けた。国道58号が復旧してからは孤立化していた山間、市集落に船で食料や水を運び、1カ月間は休む間がなかった」と振り返った。

 同市住用町では奄美豪雨後、防災環境の充実化が進んでいる。県は11年度から住用川の総合流域防災事業に着手。護岸工事や橋梁架け替えなどを進め、事業は終盤に差し掛かっている。国道58号の冠水対策などを目的に、市が15年度から整備していた住用地区排水機場も20年11月に完成した。

 住用町内14集落の自主防災組織の整備率は100%。例年8月末には各組織単位で防災訓練を行ってきたが、ここ2年間は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から実施されていない。近年は台風被害も少なく、災害に対する気の緩みが懸念されている。

 弓削事務所長は「災害はいつ起こるか分からない。市民の防災意識の向上を図り、いざという時は職員一丸となって対応できるように努めたい」と力を込めた。

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