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長野日報社

長野県茅野市の土石流重機ボランティア 最終日に花壇づくり

重機ボランティアが最終日に作った茅野市章を表した花壇=茅野市高部の乞食塚

茅野市高部の土石流災害で、発災2日目から1カ月半にわたり活動してきた重機ボランティアの活動が18日、最終日を迎えた。最終日に合わせ、当初から関わってきたメンバーが高部の下馬沢(げばさわ)川右岸にある「乞食塚(こじきづか)」前に花壇を作った。ビオラとパンジーで茅野市章を表した小さな花壇に、復興しない被災地はない―と、エールの気持ちを込めた。住民たちは「花を見ると救われる」と、思いがけない”プレゼント”を喜んでいる。

花苗は、長野・山梨にまたがる八ケ岳南西麓の花や野菜の生産者でつくる「八ケ岳グリーンネットワーク」が育てたもの。同会員を主体に重機で災害支援に当たる「チーム八ケ岳」が結成され、高部の災害にも支援に入った。同メンバーで、重機ボランティアとして週末を中心に参加してきた南條登さん(62)=山梨県北杜市=が花苗を届けた。

同グループは東日本大震災をきっかけに、福島県や熊本県などの被災地に年間1万ポット以上の花苗を贈り続けている。南條さんは「重機の支援はここで終わるが、花の支援はこれから。また持ってきたい。花を喜ぶ姿を見ることは生産者にとっても楽しみなこと」と話した。

3日間の日程で活動したNPO法人国際ボランティア学生協会イビューサの学生4人も花壇作りに参加。リーダーの矢澤成珠(なるみ)さん=東洋大4年生=は「住民の『がれきより花が見たい』『ありがとう』の言葉を聞き、来たかいがあった」と笑顔だった。

学生たちは、乞食塚の近くにある、矢崎太巻さん(68)、庸子さん(65)夫妻の土地にも余った花苗を植えた。災害前には一面にマリーゴールドが咲いていた場所といい、庸子さんは「やっぱり花はオアシスですね。すごくうれしい。ここに、また花を増やしていきたい」と前を向いていた。

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