豊かな音色奏でる 石垣フィルハーモニー管弦楽団 宣言解除後初2年ぶり定期演奏会

石垣フィルハーモニー管弦楽団の第3回定期演奏会で豊かな音色を奏でる演奏者ら=17日午後、石垣市民会館大ホール
石垣フィルハーモニー管弦楽団の第3回定期演奏会(同楽団主催)が17日午後、石垣市民会館大ホールで開かれ、市民約400人がオーケストラの豊かな音色に聞き入った。演奏会は2回の延期を経て2年ぶりの開催。八重山では9月末までの緊急事態宣言解除後初めてのコンサート。2021年度大濱皓文化振興基金事業を活用した。
この日は、庭野隆之氏の指揮のもとブラームスの「大学祝典序曲」、ビゼーの組曲「アルルの女」第2番、ドボルザークの「交響曲第8番」を披露。それぞれの演奏が終わるごとに会場には大きな拍手が沸き起こった。アンコールにはブラームスの「ハンガリー舞曲」などを演奏し、観客を魅了した。オケには市内の高校生なども出演した。
市内でバイオリンを習っている本若侑真ちゃん(4)は「バイオリンの先生が出ているので聞きに来た。初めてオーケストラを聞けて楽しかった」と笑み。母親の美音さんも「生の演奏を石垣で聴けてとても感激した。コロナでなかなか聴く機会がなかったけど、フレッシュな気持ちになれた」と喜んだ。
演奏会は新型コロナ感染防止のため▽座席を通常の半分に制限▽出演者とスタッフ全員が抗原検査を受検▽観客は検温、手指消毒、マスク着用―など感染対策を徹底して行われた。
関連記事
浦幌滞在の「参考書」完成 「リペリエンス」がパンフ作製
浦幌町で総合旅行業などを手掛ける「リペリエンス」(小松輝代表)は、ジャバラ折りの観光パンフレットを作製した。「かしこと浦幌町」の表題で20代女性の滞在記を中心に、写真も多用してまちの魅力を紹介し...
西郷に学ぶ島の「宝」 安田荘一郎さんが講演 奄美市生涯学習講座
奄美で暮らした西郷隆盛の生き方を、経済という側面から捉え直す講演会が25日、鹿児島県奄美市名瀬の市民交流センターであった。講師を務めた「奄美『西郷塾』」の安田荘一郎塾長(69)=同市名瀬=は「...
「蒸し暑い」 熱中症疑われる救急増加 梅雨明け「真夏日」続く
「蒸し暑い」「例年以上に(暑さを)感じる」-。鹿児島県奄美地方の梅雨明けが発表された22日以降、群島各地で最高気温30度以上の「真夏日」を観測している。これに伴い、熱中症が疑われる救急搬送が増...
奄美9海水浴場「AA」評価 県の水質調査、5段階で最高
鹿児島県は24日、今年度実施した県内26カ所の海水浴場の水質調査結果を公表した。ほぼすべての海水浴場が最高評価の「AA」だった。奄美市名瀬の大浜海浜公園など、奄美群島内の4海水浴場は12年連続...