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ロードキル防止Wi-Fiでメッセージ 奄美・沖縄の観光関連施設

スマホに表示された野生生物観察の注意点を紹介するスライド=15日、奄美市笠利町の奄美空港

 世界自然遺産に登録された「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の観光関連施設で15日、無線LAN・Wi―Fi(ワイファイ)の利用者に環境保全を呼び掛ける取り組みが始まった。スマートフォンなどからワイファイに接続すると、画面に希少動物のロードキル(交通事故死)防止などを啓発するメッセージが表示される。奄美関係の民間企業・団体で組織する世界自然遺産推進共同体の担当者は「来島者の方々はメッセージを参考にして、島の自然を楽しんでほしい」と述べた。

 7月の世界自然遺産登録を受けて、奄美・沖縄関係の民間企業・団体と4島の12市町村で立ち上げた「入域マナー啓発Wi―Fiプロジェクト」の一環。官民で連携して野生生物の保護を推進し、遺産地域の課題解決を目指す。

 対象施設は鹿児島県の奄美大島が奄美空港(奄美市笠利町)、湯湾岳公園(宇検村)、奄美自然観察の森(龍郷町)など8カ所、徳之島が亀徳港(徳之島町)、徳之島空港(天城町)、徳之島なくさみ館(伊仙町)の3カ所、4島合わせて28カ所(15日現在)。今後もプロジェクトに賛同するワイファイ設置施設を募り、取り組みを広げる。

 奄美空港では15日、スマホをワイファイに接続すると、夜間に野生生物を観察するナイトツアーの注意点を紹介するスライドが画面に流れた。

 初めて奄美大島に旅行に来た東京都の会社員男性(49)は「機内で配布されたチラシでロードキルが多いと知った。今の自然環境が守られるように、生き物は見せてもらっているという気持ちでそっと観察するのがいいと思う」と話した。

 世界自然遺産推進共同体事務局の栄正行・日本航空奄美営業所長は「環境保全と地域振興が両立する持続可能な地域づくりのために、まずは島々の宝を知り、守っていくことが大事。来島者も島民もできるだけ多くの人に、自然と接する際の注意事項を知ってもらいたい」と話した。

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