プロ野球ドラフト、地元関係2人が指名受ける
浅原監督とともに喜びのガッツポーズをとる小森選手(宇部工高で)
プロ野球のドラフト(新人選択)会議は11日、東京都内のホテルで開かれた。山陽小野田市出身で東北福祉大4年の椋木蓮(むくのき・れん)投手がオリックスに単独1位で指名され、山口市出身で宇部工高3年の小森航大郎選手がヤクルトに4位指名された。小森選手は今年創立100周年を迎える宇部工高から初のプロ野球選手となる。 椋木投手は179センチ、84キロで右投げ右打ち。本山小、高川学園中・高を経て東北福祉大に入学。高2で甲子園に出場も登板は無かった。大学入学後は故障で投げられない時期もあったが、体づくりに励み、スリークオーターから最速154キロを投げ込む本格派右腕に成長した。 意中の球団の一つだったオリックスの単独1位指名に「すごくうれしい気持ち。本当に体が熱くなった」と感激。将来の目標に「100勝100セーブ」を掲げ「1年目から、自分の名前が広がるような活躍ができるようになっていけたら」と青写真を描いた。 小森選手は172センチ、83キロで右投げ右打ち。福岡県北九州市生まれ。良城小、鴻南中から宇部工に入学。走攻守三拍子そろった遊撃手として1年時から主力を務めた。主将として臨んだ今夏の県大会では、3回戦で宇部鴻城に敗れたが、3試合で11打数10安打、1本塁打3三塁打と獅子奮迅の活躍を見せた。 同高の会議室で浅原充監督、3年間一緒に汗を流したチームメートと共に中継を見守っていた小森選手。ヤクルトの4巡目指名選手として名前が呼ばれると、会場は大きな拍手と歓声に包まれ、浅原監督とがっちり握手を交わした。「地に足を着け、浮かれることなく、一日一日を大切にしていこうという新たな決意が固まった。小森を指名して良かったと言われるような実力を身に付け、1軍で活躍して子どもたちに夢を与える選手になりたい」と意気込みを語った。
関連記事
道東初のがん専門薬局に 外来治療後押し 帯広・加藤薬局南店
緑西加藤調剤薬局(帯広市、加藤維利社長)の加藤薬局南店(市西8南26)が、がん治療に対する専門性を持った薬局「専門医療機関連携薬局」の認定を受けた。医療機関と連携し、がん患者への高度な薬学管理や...
能代カップバスケの出場校決定 高校総体Vの京都・東山など4校を招待
能代市バスケットボール協会(野村重公会長)は25日、能代市総合体育館で「第38回能代カップ高校選抜バスケットボール大会」の拡大委員長会議を開いた。今年も5月3~5日の日程で開催し、改修工事のため使用で...
スロータウン映画祭に片桐はいりさん 豊橋で短編集「もぎりさん」上映
「第23回とよはしまちなかスロータウン映画祭」(実行委員会主催)は25日、「穂の国とよはし芸術劇場プラット」で映画館のもぎりを題材にしたショートムービー集「もぎりさん」の上映会と主演の片桐はいりさん...
「伝統的酒造り」を外国人に 長野県富士見町で体験ツアー
関東信越国税局は25日、昨年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された日本の「伝統的酒造り」を外国人が体験するツアーを長野県富士見町の宮坂醸造真澄富士見蔵で実施した。県内の学校に勤める外国語指導助...