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荘内日報社

インフルエンザワクチン接種 庄内でも各医院で対応始まる

 今月1日にスタートした季節性インフルエンザのワクチン接種。庄内地域の各医院では高齢者らが訪れ、接種を受ける姿が見られる。

明るい院内でワクチン接種を受ける男性=7日、酒田市広野の池田内科医院

 感染者数は減っているものの、いまだ収束のめどが立たない新型コロナウイルスのワクチン接種に関し庄内地域では順調に推移する中、季節性インフルエンザへの感染が懸念される時期を迎えた。今季のインフルエンザワクチンについて厚生労働省は、1996年以降で最大となった昨季の使用量に比べると少ないが、例年の使用量に相当する程度は供給される見込みという。

 酒田市広野の池田内科医院(池田眞人院長)は今季、インフルエンザワクチン接種に関し、供給量を考慮して昨季は実施した予約制を取りやめ。来院した患者一人一人に対して接種を希望するかどうかの声掛けを行っている。希望者は池田院長による問診を受けた後、看護師から受けていた。

 接種を受けた近くの阿部正廣さん(70)は「新型コロナが収束しない中、インフルエンザにかかるわけにいかない。ワクチン接種に加え、先生から診てもらい、まずはひと安心」と話した。

 池田院長は「自分の体に対する意識を高め、常に健康管理に努めてほしい」と。同医院の後藤幸代事務長は「供給量が昨季に比べて少ないため、問い合わせは多くあるものの予約は取っていない。希望者は早めの接種を」と話した。

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