日本のガラス展始まる 山陽小野田市
個性豊かな作品を楽しむ来場者(市文化会館で)
山口ゆめ回廊博覧会の山陽小野田市主催事業「21日本のガラス展」巡回展が10日、市文化会館「不二輸送機ホール」で始まった。日本ガラス工芸協会(上山俊一理事長)が3年ごとに開催しており、中・四国地方では初めて。会員たちの個性が光る新作約50点が来場者を魅了している。12月20日まで。 同協会の創立50周年も兼ねて開催。展示会は前期と後期の2部制で、前期は11月14日で終了。後期の同17日からはほとんどの作品が入れ替わる。地元関係では、現代ガラス展審査員長の横山尚人さん、市在住の池本美和さんらが作品を寄せている。 会場にはデザインなどにこだわった作品がずらり。ガラスは技法により形状や色にとどまらず、光を透過させたり、反射させたりすることもできるため、並べ方にも一工夫。アクリル板や鏡の上に置かれた作品もある。 来場者は光の加減や見る角度によって奥行きや透明感が変わるガラス工芸の奥深さや、作家が込めた思いに感嘆していた。 初日は同協会の西悦子監事によるギャラリートークもあり、来場者はガラス工芸の歴史、技法などを学んだ。 西監事は「ガラスでこんな作品が作れるんだということを知ってほしい」と話していた。
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