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諸鈍のデイゴ並木保全へ 加計呂麻島 瀬戸内町が樹勢回復事業

デイゴの木に登り、感染した枝を切る樹木医=8日、瀬戸内町諸鈍

 害虫被害などで樹勢が衰えている鹿児島県瀬戸内町加計呂麻島の諸鈍デイゴ並木について、同町は今年も回復事業を進めている。受託した東京都の「木風」によると、デイゴの衰退原因は菌の感染によるものとみられ、「キクイムシ」という虫が媒介しているという。同社樹木医の後藤瑞穂代表取締役は「感染した枝の切除や土壌改良の効果が出てきている。地域の歴史を伝える存在として大切にしてほしい」と話した。

 樹勢回復事業は県の2021年度特定離島ふるさとおこし推進事業を活用した。19年からの3カ年計画で、今年度の事業費は約650万円。

 同社によると、衰退したデイゴはFusarium属菌というカビの仲間に感染していることが分かった。これまでに見つかっている外来種の害虫デイゴヒメコバチは菌の感染には関わっておらず、枝の中に入り込んで菌を媒介する「養菌性キクイムシ」の影響が大きいという。

菌に感染し腐ったデイゴの枝=8日、瀬戸内町諸鈍

 8日は樹木医らが木に登り、感染した枝の除去作業を行っていた。後藤代表は「感染したデイゴを根治させる方法は無いが、管理によって感染拡大や枯死を防ぐことができる」と強調。「樹木の保全と観光を結びつけ、この先も守り続けてほしい」と語った。

 木風は協力企業と共に、18日まで枝切りや土中への液肥散布、土壌改良資材の埋め込みなどを行う予定。

 諸鈍のデイゴ並木は最も古い木が樹齢300年余りといわれ、町文化財に指定されている。開花期の5月ごろには深紅の花が海岸線を染める観光名所としても知られる。

 08年にデイゴに寄生するデイゴヒメコバチの被害が初確認され、その後衰弱や枯死などで85本あった木は現在までに62本に減った。

 町立図書館・郷土館の泉重行館長は「デイゴ並木は町の大切な財産。他の地域のデイゴとともに、事業終了後も何らかの形で治療を続けたい」と話した。

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