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諏訪大社上社本宮の重文保存修理 「こけらぶき」本格作業進む

諏訪大社上社本宮の布橋で進むこけらぶき作業。小気味よいリズムで竹くぎを打ち付けている職人たち

長野県にある諏訪大社が、上社本宮(諏訪市神宮寺)で進める重要文化財保存修理事業の1期工事で、入口御門と布橋の屋根を「こけらぶき」にする作業が本格的に始まった。これまでの銅板ぶきを変更し、諏訪大社が隆盛を誇った昭和初期の姿に戻す。諏訪大社は16、17の両日、工事中の屋根を一般公開し、貴重な屋根ぶきの技術と重要文化財への認識を深めてもらう。完成は来年5月の予定。

上社本宮には21棟の重要文化財(重文)がある。今回の事業(2019~25年)は16年に追加指定された重文10棟のうち9棟と、附(つけたり)指定された1棟の計10棟を対象に行う。設計監理を文化財建造物保存技術協会(東京)、施工を田中社寺(岐阜市)が担当している。

工事は3期に分け、1期は1777(安永6)年創建の布橋と、1829(文政12)年に建てられた入口御門を解体修理する。屋根を銅板ぶきからこけらぶきに戻すほか、神楽殿から上続く石段の東脇に「番所」を復元する。

同協会の木下純副参事によると、回廊形式の布橋は長さ73・8メートル。解体調査の結果、入口御門創建時に東側の3間が西側に移築されていたことが、木に記されていた番号で分かった。入口御門の創建年が棟札で裏付けられたほか、1959(昭和34)年までは両棟ともこけらぶきだった。

こけらぶきは、国産材を手割りで縦24・2センチ、横6センチ以上、厚さ3ミリにした「こけら板」を竹くぎで固定して重ねていく工法。布橋の屋根(406平方メートル)にはスギ材の板を約30万枚、入口御門の屋根(82平方メートル)にはクリ材の板を約9万5000枚使用するという。

見学会は各日午前9時から正午と、午後1時から午後4時までに計10回行う。1回の見学時間は約30分で、定員は先着20人。小学高学年は保護者同伴。おはらいを受けた後、ヘルメットを着用し、同協会や田中社寺の案内で、小屋組みの構造やこけらぶきの技術を見学する。撮影不可。参加者は保険料100円が必要になる。別の日程で、地元小中学生の見学会も行うという。

諏訪大社では下社秋宮と春宮(下諏訪町)、上社本宮の拝殿屋根が檜皮ぶきになり、両社そろって雅やかな構えとなっている。木下副参事と諏訪大社は「諏訪大社全体が昭和初期の姿の戻り、隆盛を誇った当時を感じることができる。文化財を身近に感じ、理解を深めていただけたら」と話している。

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