ヒマワリ畑で思い出を 9、10日今季最終観賞イベント 音更
音更町下士幌48の黒田農場(黒田浩光さん経営)は9、10の両日、今季最終回のヒマワリ観賞イベントを開く。広大なヒマワリ畑の中をトラクターでけん引する「観覧車」に乗って、絶景ポイントを満喫できる。

ヒマワリ畑を回る「観覧車」と黒田さん
同農場は、道東道音更帯広インターチェンジから十勝川温泉までを結ぶ観光街道「音更メロディーライン」沿いにある。毎年、収穫を終えた小麦畑で緑肥作物としてヒマワリを栽培している。
2016年から観賞イベントを開いているが、昨年は新型コロナウイル感染拡大に配慮し中止した。2年ぶりの今季は2日から土、日曜に開催。8ヘクタールの畑には高さ約1メートルに伸びたヒマワリが160万本ほど咲いている。
来場者はヒマワリ畑を巡回しながら、畑の中でも最も傾斜のきつい場所にある絶景ポイントを訪れる。巡回時間は約30~40分で、写真撮影のために数カ所で停車。畑の中に入って、自由に好きなだけヒマワリを摘むこともできる。
黒田さん(48)は「絶景ポイントでは無数のヒマワリが覆いかぶさってくるような錯覚に陥る。期待して見に来てもらいたい」と話している。
コロナ禍のため、1回の乗車人数は12人までに制限する。乗車定員を超える人数が来場した場合は数回に分けて巡回する。今季は飲食の提供を行わない。
開催時間は午前10時~午後3時。入場料は中学生以上1000円、小学生500円、幼児無料。入場時に農作物の病害虫予防のため、当日配布するシューズカバーを着用する。
問い合わせは、黒田さん(090・1522・7502)へ。
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