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観光への電動カート活用探る 長野県諏訪市で体験会

電動カートで諏訪湖畔を散策する参加者

 電動カートを活用した「長い距離を歩かない観光」の普及に向けて、高齢者や障がい者らの外出を支援する「ユニバーサル・サポートすわ」(牛山玲子代表)は6日、電動カートの体験会を長野県諏訪市湖畔公園で開いた。諏訪地域の観光関係者ら約20人が参加。今後、ホテルや観光施設で電動カートの実証実験を行い、来年度の本格導入を目指して課題や利用方法を探る。

 富士見高原リゾート(富士見町)が同町と諏訪市と連携し、観光庁の補助金約1000万円を活用して行う「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」の一環。足腰に不安を抱えるお年寄りが旅先で少し遠くへ足を延ばすための移動手段として、電動カートの活用を検討している。

 実証実験はNOAA社製(東京)の電動カート「モバイルエックス」5台を販売代理店の合同会社TILLIT(名古屋市)から借りて10~11月の2カ月間、ホテルや観光施設などで使ってもらう。アンケートも行い、観光プログラムの造成を模索する。

 体験会には諏訪市や茅野市、富士見町などの観光関係者が集まった。同事業アドバイザーでユニバーサルツーリズム専門家の渕山知弘さんの解説を聞きながら、電動カートに乗って石彫公園の歩道を移動し、草むらの走破性や坂道の安定性も確認した。

 諏訪湖温泉旅館組合の堀元彰事務局長は「意外に安定していて曲がる時も怖くない。駐車場近くの観光施設から少し先に行く場合に便利だと思う」とした上で、「使う人の身になって考える必要がある。どこで使いたいのか聞いてみたい」と語った。

 活用案としては、広い館内の移動やタクシーに積んで目的地での使用、湖畔散策などが考えられるという。事業に協力する ユニバーサル・サポートすわの牛山代表は「全ての人を優しく迎え、旅行が楽しめる諏訪地域にしたい。気軽に外出できる環境を作っていけたら」と話している。

 同事業はこのほか、オンラインツアーのプログラム造成、介護者と高齢者のモニターツアーを計画している。

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