2世誕生 心待ちに アーモンドアイ 来年1月出産予定
安平町から28日、特別栄誉賞が贈られたノーザンファーム(早来源武)の名馬アーモンドアイは、来年1月に出産を予定している。2014年のジャパンカップを制したエピファネイアとの子で、同ファームの吉田勝己代表は「どんな馬を産んでくれるか楽しみ」と期待を膨らませる。

関係者の前に姿を現したアーモンドアイ=ノーザンファーム
町が競走馬に賞を贈ったのは、07年のディープインパクト、15年のジェンティルドンナに次いで3頭目。アーモンドアイは17年にデビューし、2戦目で初勝利。海外も含む15戦で11勝を挙げ、中央競馬史上初めて三冠馬3頭が激突し、「世紀の一戦」とも言われた昨年11月下旬のジャパンカップを制した。
「最強牝馬」の名を引っ提げて昨年12月末、故郷の安平町に戻り、ノーザンファームで繁殖馬として過ごしている。吉田代表は「牝でG1を九つ勝つことはなかなかない。こんな強い馬がどうやってできたのか、不思議に思うくらい」と振り返り、「普段はおとなしいが、勝ったレースもタイムも飛び抜けてすごい馬だった」と絶賛する。
牧場スタッフによると、アーモンドアイは現役時代より体重が約80キロ増えて570キロほどになり、繁殖馬として穏やかな生活を送っている。特別栄誉賞を贈った及川秀一郎町長は「今後も町を挙げて応援していきたい」と2世の誕生を心待ちにしている。
関連記事
後輩に、想いよ届け 統合中の建設記念で催し
和歌山県印南町教育委員会は12日、同町印南の宇杉ヶ原団地周辺に造成中の統合中学校建設予定地で、統合中学校建設記念イベント「4校の伝統を新設校へつなぐ 石に想(おも)いを込めて」を開いた。統合す...
細部まで精巧「船の模型」 苫信本店で展示 苫小牧
苫小牧信用金庫本店(表町)でロビー展「船の模型作品展」が開かれている。模型の制作者は、昨年11月に亡くなった中村五郎さん(享年95)と、娘婿の澤谷佳典さん(69)=市花園町=。木材で細部まで精巧...
帯広大谷短大の山本さんレシピ地域賞 全国「チー1グランプリ」
長いもとゆりねと納豆の春巻き チーズとご当地食材を使った全国料理レシピコンテスト「第13回チー1グランプリ」(チーズ普及協議会など主催)で、帯広大谷短期大学(大森行雄学長)地域共生学科食と栄養...
地元役者の名演 見えにファン沸く 黒森歌舞伎 酒田 正月公演
酒田市黒森地区に伝わる農民芸能「黒森歌舞伎」(県指定無形民俗文化財)の正月公演が15、17の両日、同地区の日枝神社常設演舞場で上演され、地元住民のほか県内外から大勢の歌舞伎ファンが訪れ、地元役者の名...