ユリ根農家の大坂農場(幕別町忠類新生176、大坂崇士代表)がユリ根を使った揚げかまぼこ「ナウマンボール」の販売を道の駅・忠類で始めた。同農場として加工品作りに挑戦するのは初の試み。毎年一定数出る規格外品の有効活用としても期待されている。

ユリ根を使った揚げかまぼこ「ナウマンボール」をPRする大坂夫妻
同農場では、約1ヘクタールでユリ根を栽培。主に大坂代表(40)と妻の亜里美(あさみ)さん(40)の2人で切り盛りしている。ユリ根は種作りから収穫まで6年を要する、とても手間暇のかかる作物としても知られている。
同農場では今年、干ばつなど天候不順の影響で、規格外品が例年よりも大幅に多い約7割に及んだ。規格外品の売り先でもあった飲食店からの注文がコロナ禍で落ち込んだこともあり、品余りの危機に直面している。
大坂夫妻は、加工品作りのアイデアを以前から考えていたところ、知り合いの紹介で札幌のかまぼこ製造会社「しのざき商事」を紹介された。そこで道産のスケトウダラに刻んだユリ根を生地に交ぜた揚げかまぼこを提案され、同社に製造を依頼した。
商品化に当たっては、ユリ根のシャキシャキとした食感を残し、つまみやおやつ感覚でも楽しめる家庭で親しまれる味を目指した。商品名は忠類で発掘されたナウマンゾウにちなみ「まずは地元で愛される商品に」(大坂夫妻)との思いを込めている。
札幌市内の飲食店約10店のほか、道の駅・忠類で18日から販売している。道の駅では冷凍の6個入り(670円)と揚げたて3個(480円)を提供。他にも扱う飲食店や販売店を募っている。
2人は「ユリ根と言えば家庭で食べづらい商品というイメージを持つ人も多い。少しでも手軽に楽しんでもらい、ユリ根の魅力に気付く方が増えれば」と話している。
商品に関する問い合わせは同農場(080・5583・1113)へ。
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