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北羽新報社

能代市で番楽大競演会 3団体が伝統の舞

大競演会の先陣を切って披露された種番楽「権現獅子」

 能代市番楽大競演会は26日、同市柳町の旧料亭金勇で開かれた。富根報徳番楽、鰄渕番楽、種番楽の市内三つの郷土芸能が出演し、各保存会員が日頃積み重ねてきた練習の成果を大広間の舞台で披露。訪れた市民に伝統芸能の面白さを伝えた。
 金勇の主催。地域に伝わる舞台芸能を発表する機会をつくり、その伝承を支援しようと平成26年から毎年開催している。7回目の今回は富根報徳番楽保存会(米川貢会長)、鰄渕番楽保存会(松橋優悦会長)、種郷土芸能保存会(穴山和照会長)の3団体が出演。大広間に参集した約30人の市民らを前に、演者を代表して松橋会長が「五穀豊穣(ほうじょう)と新型コロナウイルスの収束を念じながら舞いたい」とあいさつした。
 ステージは大競演会初登場の種番楽で幕開け。約300年前に集落の「法印様の家」と言われる家に伝えられた獅子頭を使った舞で、毎年5月3日の祭典で奉納される「権現獅子」、黒の雄獅子、赤の女獅子、緑の中獅子がお盆の13日に集落内を回って踊る「獅子踊り」をそれぞれ披露し、脈々と受け継がれてきた伝統の重みと躍動感あふれる舞い手たちの熱演が観衆を引き付けた。
 穴山会長(44)によると、種番楽を集落外で披露するのは約10年ぶりで、今月12日に市文化会館で開かれた「市伝統芸能フェスティバル」と今回の競演会に向けて、20代から60代までの会員が練習を重ねてきた。穴山会長は「こうした発表の場があることは、会員にとっても励みになる。今後もイベントなどに参加し、種番楽の魅力を伝えていきたい」と話した。
 このほか鰄渕番楽は、さまざまなしぐさが笑いを誘う「翁(おきな)」と典型的な武士舞「鈴木」の2演目、富根報徳番楽は動きが速く勇ましい「荒舞」、道化舞の「大黒舞」、天下太平と豊作を願う「翁舞」の3演目を発表した。観客は衣装やおはやし、振り付けの違いなども見比べるように観賞して番楽の奥深さを堪能、演目が終わるごとに大きな拍手を送っていた。

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