宇宙観光の可能性探る JTB関係者らツアー 大樹

IST本社でエンジニアの植松さん(右)から説明を受けるモニター
JTB北海道(札幌)が16、17日に町内で、宇宙の取り組みを生かした観光の可能性を探るモニターツアーを実施した。道内外向けのメディアやJTBグループの旅行関係者8人が参加した。
同社は町と昨年度から3カ年で、「宇宙のまちづくり」を中心とした観光戦略策定に取り組んでいる。ツアーは同社が修学旅行や企業研修の場として売り出す目的で、来年度からの商品化を目指している。
17日は午前中、町内でロケット開発を行うベンチャー企業インターステラテクノロジズ(IST)の本社・工場を見学。エンジニアの植松千春さんから「宇宙に低コストで物を運べるスーパーカブ(小型オートバイ)を目指している」などと説明を受けた。
16日は町多目的航空公園で全地球測位システム(GPS)による自動運転トラクターに試乗。町職員から30年にわたる宇宙の取り組みを聞き、日没後は滑走路に寝転んで満天の星を観察した。
町内の晩成温泉で行われた意見交換では、JTB北海道帯広支店の森下勉支店長は「単体では面白いが、つながりが弱い。GPSが宇宙となぜ関連しているかなどストーリー化していかなければ」と話した。
参加したモニターは「ISTの開発、打ち上げの映像に感動した」「先進農業と宇宙の関わりが興味深い」「宇宙の切り口は大樹でしかできない」などと意見を出し合った。
関連記事
蓼科湖で数十年ぶり花火大会復活 10月に大型イベント 長野県茅野市
長野県茅野市郊外の蓼科湖で10月15日、湖上花火大会が数十年ぶりに復活することが、20日に同市のマリオローヤル会館で開いたちの観光まちづくり推進機構(DMO)第5回定時社員総会で明らかになった...
オビヒロホコテン3年ぶり活気 バトン、はしごで幕開け
コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった帯広まちなか歩行者天国(オビヒロホコテン、実行委主催)は19日、帯広市内の平原通(西2条通)や広小路を舞台に開幕した。正午現在、帯広の気温は24.1度ま...
富士見高原リゾート シャクヤクが見頃 長野県
長野県富士見町境の富士見高原リゾートで、花の里「白樺エリア」に植わるシャクヤクが見頃を迎えている。淡いピンクや白、赤色などの大輪が緑の中で映え、訪れた人たちが鮮やかな花色と甘い香りを楽しんで...
農村歌舞伎の舞台を宿に 長野県岡谷市の建物改修、一棟貸し
古材や古道具のリサイクルショップ「リビルディングセンタージャパン(リビセン)」(長野県諏訪市小和田)が、農村歌舞伎の舞台として江戸時代に造られた岡谷市湊の建物を改修し、一棟貸しの簡易宿泊施設と...