奄高生、大島紬着付けに挑戦 家政科3年の特別講座 奄美市名瀬

奄美高校家政科3年生7人が受講した本場奄美大島紬の着付け教室=22日、鹿児島県奄美市名瀬の同校
鹿児島県奄美市名瀬の県立奄美高校(宇都尚美校長、生徒384人)で22日、本場奄美大島紬の着付け教室があった。礼儀作法などを学ぶ同校家政科特別講座の一環で、この日は3年生7人が受講。生徒たちは慣れない着物に悪戦苦闘しながら、奄美の文化に触れた。
教室は毎年恒例。地元の伝統工芸品を扱う技術を身に付け、継承することを目的としている。講師は、奄美群島地域産業振興基金協会を通じて派遣された石サナエさん、朝木綿子さん。肌じゅばん(肌着)の上に長じゅばん(着物)を羽織り、帯を結ぶまでの一連を教えた。
受講生の一人は「自力できれいに着付けるのはまだまだ難しいけど、成人式では紬を着たい」と笑顔。講師の朝さんは「先週も同じ生徒たちに教えたが、覚えていることも多くて感心した。楽しみながら着付けているのが、何よりうれしい」と目を細めた。
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