ふるさとの心謡う

八重山古典音楽安室流保存会創立60周年記念公演「ふるさとの心を謡う」で古謡を歌う関東支部の会員ら=5日午後、東京国立博物館平成館大講堂(八重山古典音楽安室流保存会関東支部提供)
【東京】八重山古典音楽安室流保存会の創立60周年・玉代勢長傳生誕100周年・大濱賢扶生誕102年記念公演「ふるさとの心を謡う」(八重山古典音楽安室流保存会関東支部主催)がこのほど、東京国立博物館平成館で開かれ、関東の会員ら総勢110人が節目を祝い、観客約400人に八重山の歌の世界を紹介した。
舞台は会員全員の「真似節」で幕開け。「鷲ぬ鳥節」「赤またあ節」などの斉唱、「とぅがにすーざー節」「月ぬまぴろま節」などの独唱のほか、「浦舟ユンタ」「南七つん星ユンタ」など古謡の数々も披露した。公演には八重山から瀬名波恵子さん、玉代勢武さん、廣田律子さんらも参加した。
関東で継承保存活動を行っている同支部の伊良皆髙吉支部長は「本土出身の会員が、八重山の歌だけでなく文化や習慣を徐々に理解してきているようでうれしい」と話した。
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