全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

初のリモート職場見学 鶴岡高養実習前に コロナ禍で訪問難しく

 鶴岡市の県立鶴岡高等養護学校(山吉泰校長、生徒37人)で21日、初のリモート職場見学会が行われた。コロナ禍で職場実習前の訪問が難しくなっているためで、全校生徒がウェブ会議システムを通じて「オランダせんべい」の酒田米菓(酒田市両羽町)の工場見学や社長らとの質疑応答を行い、仕事への理解を深めた。

モニター(左奥)越しに酒田米菓の関係者に質問する鶴高養の生徒たち

 同校では例年、庄内・最上地方の企業約500社が加盟する同校現場実習支援の会(佐藤公力会長)を通じ、6月と10月に2週間前後、全校生徒が職場実習を行っている。実習先に就職する生徒も多いという。しかし、昨年からはコロナ禍の影響で実習先の確保が困難化。実習前の職場訪問も難しくなっているため、来月初旬からの実習を前に今回初めて、支援の会のサポートでリモート見学会を企画した。

 この日は酒田米菓の佐藤栄司社長が工場内を巡り、せんべい焼きや包装など工程に従って仕事内容を説明する様子をライブ配信。2016年春に同校を卒業、就職した佐藤匡さんが梱包(こんぽう)作業に励む姿も紹介された。

 生徒たちはその様子を、各学年の教室でモニター越しに見学した。また、1年生は佐藤匡さんに「就職して良かったことは?」、佐藤社長には「社会人として大切なことは?」などと質問。2人は「重いものを運ぶ時は大変だが、周りの人に喜んでもらえるとうれしい」「明るく元気にあいさつすることが最も大切」などと答えた。

 3年生の釼持一斗さん(17)は「普通は入れない工場の奥まで見られてためになった。校訓の『自立をめざし、明るく、すなおに、たくましく』は社会に出ても大切だと感じた。今後は特に、休まず働けるよう、体調管理に気を付けたい」と話した。

 3年生は来月4日から、1、2年生は同7日から、原則として1社に1人ずつ職場実習に出向く。

関連記事

地区金賞にJAにいかっぷ 胆振、日高管内9農協 ゆめぴりかコンテスト

 胆振・日高で生産された米「ゆめぴりか」の品質を審査するコンテストが11日、苫小牧市の日胆農業会館で開かれた。胆振、日高管内の9農業協同組合が出品し、全道コンテスト(19日、札幌市)の代表となる地...

荘内日報社

「旅と日々」凱旋 庄内ロケ語る スイス・ロカルノ国際映画祭金豹賞 三宅監督「..

 庄内地方で撮影された映画「旅と日々」の三宅唄監督のトークイベントが8日、三川町のイオンシネマ三川で行われた。今年8月、スイスのロカルノ国際映画祭で、日本人監督としては18年ぶりに最高賞の「金豹(ひょ...

荘内日報社

羽黒小でスクールバスの対応訓練 登下校中に大地震 運転手さんと連携

 スクールバスで下校している時に大地震が発生したことを想定した訓練が11日、鶴岡市の羽黒小学校(八渡宗一郎校長、児童173人)で行われた。  羽黒小は全体の6割の児童が計5台(5コース)のスクールバスで...

豊西牛がセブン弁当に 通年商品で初採用 帯広・トヨニシファーム

 肉牛の生産・加工販売のトヨニシファーム(帯広市)のブランド牛「豊西牛」が、コンビニ大手セブン-イレブン・ジャパン(東京都)の定番商品に採用された。「熟成だれの豊西牛カルビ弁当」として、10月下旬...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク