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「ぶたはげ」香港初進出 帯広の豚丼 広めたい

 老舗料理店「はげ天」(帯広市、矢野整社長)は、運営する豚丼の専門店「ぶたはげ」を香港に初出店した。香港では日本料理メインの「はげ天」も営業しており、グループとしては2店舗目。香港の外食大手と提携し、帯広のソウルフード・豚丼の本場の味を広める考えだ。新型コロナウイルスの影響で経営は厳しいが、「コロナ後を見据えて前向きに挑戦したい」(矢野社長)としている。

香港のショッピングモール内にオープンしたぶたはげの店舗(はげ天提供)

 「ぶたはげ」は老舗の豚丼の味を追求しようと1996年、帯広駅内(エスタ帯広西館)に開店。現在は北広島市のアウトレットモールでも営業、来年4月オープン予定の「道の駅おとふけ」にも出店する。

 過去には埼玉県内にも進出。2015年にはシンガポールに店を構え売り上げは好調だったが、現地法人との方向性の違いにより18年に撤退している。

 香港では、13年に地元の外食大手・美心集団(マキシム・グループ)がチェーン展開する日本食の丼専門店「丼丼屋」で3カ月間、豚丼を出品。これを契機に同店の豚丼をプロデュースし、16年には「はげ天」を香港にオープンさせている。

 豚肉が主流のアジアでは豚丼が親しまれる傾向にあり、本格的な豚丼を提供しようと同社とライセンス契約を結んで、再び海外進出を決意した。香港の民主化デモや新型コロナが落ち着いたころを見計らい、九龍湾駅直結の大型ショッピングモール内で7月末に開店した。

 店舗は約90平方メートルで42席を用意。豚丼を中心に天丼、海鮮丼なども提供する。豚丼の販売価格は日本円で1500~1600円。道産豚肉や特製のたれは、帯広から調達する。

 矢野社長は「本物の味を提供し、海外に『帯広』を広めて地元に還元したい。新型コロナが収まって海外観光客が回復する際には、十勝にも足を運んでもらえるようになれば」と強調。東南アジアを中心に、海外で2店舗目以降の出店に意欲を示している。

矢野整社長

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