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「奄美市リサイクル率5%」 大高生が指摘 ごみ対策案が最高賞に

高校生課題探求発表大会・プレゼンテーション部門で最高賞に輝いたチーム「BETA」の(右から)碇山さん、千田さん、岡さん、武佐さん=8日、鹿児島県奄美市名瀬の大島高校

 高校生課題探求発表大会2021(鹿児島国際大学主催)がこのほど、鹿児島市の同大学附属図書館であり、県立大島高校3年生4人組のチーム「BETA」(ベータ)がプレゼンテーション部門で最高位の学長賞に輝いた。チームはリサイクル率が低い奄美市の現状を考察し、資源ごみの分別方法などをまとめたウェブサイトを提案した。

 大会は、高校生の主体的、創造的な問題解決能力を育成する目的で初開催。プレゼンテーション・ポスター2部門合わせて、鹿児島県内16校から総勢約110人がエントリーし、探求テーマは自然科学や社会問題など多岐にわたった。

 BETAのメンバーは、千田琉夢さん、碇山香帆美さん、武佐太湧さん、岡海摩さん。チーム名は、4人がそれぞれ所属する部活動(吹奏楽、英語、卓球、美術ほか)の英語名から頭文字を取り、組み合わせた。

 発表テーマは「リサイクル率向上で美しい奄美に」。4人によると、世界自然遺産地域のリサイクル率は屋久島58%、小笠原諸島37%に対し、奄美市はわずか5%。校内調査では、資源ごみに関する理解、情報不足も明らかになった。リサイクル率を向上させる対策として、分別品目の索引や具体例などを盛り込んだウェブサイト「GSAC」を試作した。

 最高賞を受賞した4人は「持続可能性をさらに追求し、島を守っていきたい」(千田さん)、「自然環境と人間生活の関係性を再認識できた」(武佐さん)、「発表は緊張したが、内容を評価されてうれしい」(碇山さん)、「伝える技術の大切さを感じた」(岡さん)とそれぞれ感想を語った。

 4人を見守った篠原やよい教諭は「何より自主性が素晴らしい。ぜひサイトの本格運用まで成し遂げてほしい」と期待を寄せた。

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