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紀伊民報社

生徒主体で体育祭一新 田辺市の中芳養中学

体育祭に向け、入場行進のポーズを練習する生徒(和歌山県田辺市中芳養で)

 秋の運動会シーズンが始まる。和歌山県田辺市の中芳養中学校(坂本和也校長、56人)では、生徒が主体的に意見を出し合って従来の内容を見直し、これまでと異なる取り組みに挑戦。「誰もが楽しめる体育祭」をテーマに練習に励んでいる。

 体育委員が中心となって、夏休み中に「どんな体育祭にしたいか」「体育祭をする意味は何か」について意見を出し合った。同校の体育教員のつながりで、「アダプテッド・スポーツ」(一人一人の発達状況や身体の状態に適応させたスポーツ)を研究している立命館大学(本部・京都市)の永浜明子准教授にもアドバイスをもらったという。
 話し合いの結果、誰もが楽しめる行事、他学年との交流が深まる行事にしたいという方針が決まり、それに沿って種目内容を見直した。従来の種目を完全にやめるのではなく、どうすれば全員が楽しめて有意義なものになるかに重点を置いて考えたという。
 例えば、100メートル走は単に速さを競うのではなく、各自が自分の全力で走るタイムを設定してそれを目標に走る。縦割り班による全員リレーは、苦手な生徒は短い距離、得意な生徒は長い距離を走るなど変化をつける。
 さらに入場行進も全員の動きを合わせ整列して歩くのではなく、自分たちで考えたポーズを決めたり、掛け声を出したりして工夫を凝らす。
 体育委員の3年、松上聖奈君(15)は「自分たちで考えるのは大変だけど、案外みんな楽しみながら取り組めている。本番も楽しみたい」と話している。

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