西表島は「世界の宝」 大原小学校で自然遺産講話
自然保護官の竹中康進氏からイリオモテヤマネコについての説明を受ける児童ら=1日午前、大原小学校体育館(同校提供)
【西表】大原小学校(石垣永一校長、児童63人)は1日午前、環境省西表野生生物保護センター自然保護官の竹中康進氏を講師に招き、「世界自然遺産ってな~に?」をテーマにした特別講演会を同校体育館で開いた。
7月の西表島世界自然遺産登録を受け企画されたもの。竹中氏は「西表島の島全体が豊かな自然に囲まれていて、そこにはどこにもいないたくさんの生き物が生息していることから、西表島には貴重なイリオモテヤマネコ、カンムリワシなどが生息している」と説明した。
その後、西表島の自然や自然文化遺産に関する三択クイズを出題し、児童の理解、関心を深めた。
また、イリオモテヤマネコの生活の様子やカンムリワシの子育ての様子など貴重な動画を公開。普段は触れることのできないイリオモテヤマネコの剥製も展示され、児童らは興味津々に触れた。
竹中氏は「西表島の素晴らしい自然と動植物が世界に認められ、世界の宝になったのは素晴らしいこと。この島を守っていくために、大原っ子一人一人ができることを考えて取り組んで欲しい。家庭でペットを飼う機会があれば責任を持ってしっかり育てて欲しい」と呼びかけた。
3年生の遠山大智さんは「西表島の自然をこれからもっと大切にしていきたい」と感想を話し、6年生の浅田璃亜南さんは「西表島のことをしっかり学んで自然を守っていきたい。今日は貴重な時間をありがとうございました」と感謝した。
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