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北羽新報社

能代市の竹内さん110歳 家族や施設関係者らが「皇寿」祝福

皇寿を迎え、長男の妻・雅さん(右)やスタッフの祝福を受ける竹内綱子さん(能代市東町のもんじゅ苑で)

 「敬老の日」(20日)に合わせ、能代山本の高齢者福祉施設で敬老会が開かれている。このうち能代市東町の小規模多機能型居宅介護事業所「もんじゅ苑」(越前由高代表)で15日開かれた敬老会には、能代山本最高齢の110歳で施設に入居する同市柳町の竹内綱(つな)子さんも参加。家族や利用者、スタッフの大きな拍手を受けながら「皇寿」(111歳)の祝い状と花束を受け取った。

 竹内さんは明治44年1月13日生まれ。県長寿社会課によると、県内では大仙市の女性(112歳)、秋田市の女性(110歳)に次いで3番目の高齢者。藤里町藤琴でみそ・しょうゆの醸造業を営む家の3女(9人きょうだいの8番目)として生まれ、昭和3年に能代高等女学校(後の能代北高)を卒業。同4年11月に県職員で後に能代市で収入役を務めた故竹内圭三さんと結婚、1男をもうけ、専業主婦として家庭を守った。
 家族で長男伸之さん(今年3月、90歳で死去)の妻雅さん(85)や施設スタッフによると、優しい性格かつ若い頃から美人・おしゃれで知られ、100歳近くまでマスカラを使用。また達筆でもある上、2年前までは1人で本を読んでいるなど、「才色兼備のモダンガール」(スタッフ)という。
 100歳を超えてから出血性ショックや肺炎でたびたび入院するもその都度回復を遂げ、107歳の時には施設内で転倒、足を骨折したが、少しでも自立した生活ができるよう手術を決断、スタッフは「生きることへの意志が強い」と感嘆する。そんな竹内さんは数年前から、慶応大医学部百寿総合研究センターが100歳以上の人に実施している調査研究の対象者になっており、定期的に送っているデータは国内の高齢者医療・福祉の発展などに生かされている。
 110歳の誕生日ごろまでは自力で食事もできていたが、心臓の病気などから最近は食が細くなり、横になっている時間も長くなった。それでもこの日の敬老会には車椅子に乗り、化粧もして雅さんと一緒に参加。越前代表やスタッフから祝い状と花束を受け取り、記念撮影にも応じていた。
 越前代表は「元気な時はスタッフの手を握り、いつも感謝の言葉を掛けてくれる。綱子さんは私たちの誇り。今後も1日1日を元気に過ごしてもらえるよう、施設としてしっかりとサービスに当たっていきたい」と話した。

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