高校生が「恋する和泉ちゃん」の衣装作る 山陽小野田
藤田市長に衣装の完成を報告
厚狭高(大下康一郎校長)の総合家庭科・被服選択の2年生12人が、山陽小野田市の観光PRキャラクター「恋する和泉ちゃん」の衣装を製作した。代表生徒4人が14日、藤田剛二市長を表敬訪問。さんハロPR大使の藤井瑛実加さんに衣装を着てもらって完成を報告するとともに、市の魅力発信に活用してほしいと話した。 埴生地区に墓碑や伝承が残る平安歌人・和泉式部を昨年夏にキャラクター化。それを基に、昨年度の3年生が衣装の製作に1月から着手。4月に被服選択の2年生が製作を引き継ぎ、授業の他に昼休みや夏休みも使って、約8カ月かけて完成させた。 アンティーク着物を解き、デザインに合うよう作り直した。襟や袖部分は十二単(ひとえ)を思わせるように工夫。竜王山に飛来するアサギマダラに着想を得たグリーンのチョウ数匹が、ふわりと背中に留まっているように見えるのは、オーガンジー刺しゅうによるもの。透け感のある布地に刺しゅうして立体感のあるモチーフを作り、装飾している。 手作りした変形スカートには、市花のツツジを刺しゅう。市のガラス文化にちなんで、ガラスビーズを使っている。帯留めもガラス風に製作。扇子には、百人一首かるたのカラーコピーを切り貼りし、飾り羽根を付けた。 生徒を代表して神代優理さん、川村美佳さん、平田美月さん、乾望乃佳さんが市役所を訪問。神代さんは「十二単部分は生地が硬くて、縫うのに苦労した。チョウは軽やかな印象に作った。この衣装で、市を盛り上げていただきたい」と藤田市長に話した。 藤井さんは「軽くて、イベントで踊るのにぴったり。一人で簡単に着られるところもいい」と着用した感想を語った。 藤田市長は「感染状況が落ち着いたら、イベントなどで市民にお披露目したい」と話した。
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