地域自慢の舞勇壮に 能代市で伝統芸能フェスティバル

勇壮な舞を繰り広げた道地佐々楽保存会の会員ら
能代市文化会館が主催する「市伝統芸能フェスティバル」は12日、同会館大ホールで開かれた。市内の7保存会が出演し、ささらや番楽を披露、訪れた人たちを楽しませた。
同フェスは同会館が一般財団法人地域創造(東京都)の助成を受け、平成22年以来11年ぶり2回目の開催。今回は▽鳥形獅子踊り▽常州下御供佐々楽(ささら)(道地ささら)▽鰄渕番楽▽小掛ささら踊▽富根報徳番楽▽羽立大神楽▽種番楽──を伝承する各保存会が出演し、演目を披露した。
「鳥形獅子踊り」で幕開け。大名行列のように棒や槍(やり)、挟箱を担いで舞う「ぶっこみ」に続く獅子踊りは、雌獅子をめぐって雄獅子と若獅子が争う様子を描いたもので、10分余りにわたって保存会員が勇ましい踊りを繰り広げた。
18世紀後半に二ツ井町富根地区に伝承された「富根報徳番楽」は、商売繁盛などを願う「大黒舞」、「恵比寿(えびす)舞」の演目を披露した。
また羽立大神楽は、神楽の由来やそれぞれの演目の解説を挟みながら口上や獅子舞を上演。観客は神楽が悪魔払いや住民の無病息災を願って地域で行われていることを興味深そうに聞き、生き生きとした獅子の動きに拍手を送った。
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