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眠っていた反物 変身 ミンサーウエアに みね屋工房、アップサイクル

アップサイクルしたミンサーウエアを手にする外間博貴さん、義博さんとみね屋工房スタッフ(右から)=13日午後、みね屋工房

 ミンサー織りの製品などを販売しているみね屋工房(高嶺幸子代表取締役)は30年以上たんすの中に眠っていた反物をアップサイクルしたミンサーウエアを製作した。依頼者の外間義博さん(63)、博貴さん(29)親子も「代々引き継がれてきた反物がよみがえりうれしい」と喜んでいる。

 生地は義博さんの祖母、故・新里カナガマさんのもの。カナガマさんが米寿祝いで着用後、30年以上たんすで保管されていたという。外間さん親子は「何かに有効活用できないか」と考えた結果、現代に合わせたミンサーウエアへのアップサイクルを考案した。

 生地は藍色の格子柄とバンジョーガニ(番匠金)柄の2種類。8月末に生地を持ち込み、みね屋工房に製作を依頼した。スタッフがプレス、裁断、縫製などの作業を行い約15日で完成させた。

 バンジョーガニ柄の長袖ウエアは神戸に住む博貴さんの義父母にプレゼント。5Lサイズに作られた格子柄ウエアは博貴さんの友人であるプロラグビー選手のトコキオ・ソシセニさんに贈る予定という。

 完成したウエアを手にした博貴さんは「世界に一つだけの贈り物ができた。石垣島の文化をつなげられたら」と感慨深げ。

 義博さんは「想像以上の出来。相手方の喜ぶ顔が想像できる」と笑顔を見せ、「こうした反物は他の家にもたくさんあると思う。時代に合った使い方で代々残せていけたら一番良いのでは」と語った。

 高嶺代表によると、ここ数年反物の持ち込みが増えてきており、年に2、3件アップサイクルの依頼があるという。

 高嶺代表は「反物は捨てられない大切なもの。できるだけ長く使用してもらいたい思いがある。今後もアップサイクルの取り組みを進めていきたい」と語った。

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