温州ミカン収穫始まる
極早生温州ミカンを収穫する農家(13日、和歌山県田辺市稲成町で)
紀南地方で、温州ミカンの極早生品種の収穫が始まった。JA紀南によると、8月に雨が多かったが、減酸し、糖度も心配したほど下がっておらず、品質は良い感じに仕上がっているという。11月ごろからは早生品種の収穫に移る。
和歌山県田辺市稲成町の榎本和朗さん(38)は、約150アールで温州ミカンを栽培している。12日から極早生の「日南(ひな)の姫」を家族と収穫し始めた。「8月に雨が多かったが、酸が抜けて良い感じにできている。涼しくなってきて色づきも良い。今後、台風被害がないことを願っている」と話した。
同JA管内の温州ミカンの栽培農家は1046戸、面積は642ヘクタール。JA紀南の調査(5日時点)では、糖度は、極早生の「日南1号」や「ゆら早生」、早生品種など各品種とも前年や平年並み。酸度は日南1号と早生は前年や平年より低く、ゆら早生は前年、平年並みという。
同JAは13日から荷受けし、16日から市場販売する。10日時点の生産予想量は極早生2917トン(平年比91・7%)、早生6385トン(同102・9%)とみている。
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