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宇部日報社

宇部初の個別療育施設

念願の施設を開いた久保さん(くぼっちゃの家で)

 作業療法士がマンツーマンで、障害や困り感のある子どもらの発達を支援する宇部市内初の施設「個別療育base(ベース)くぼっちゃの家」が、常盤町2丁目に誕生した。県作業療法士会小児部会長を務める宇部市西岐波出身の久保雅弘さん(31)が開業。「その人らしさを生かしながら、環境に適応しやすいように支えていく安全基地を目指したい」と抱負を語る。     久保さんはYICリハビリテーション大学校を卒業後、周南市の鼓ケ浦こども医療福祉センターで9年間、自閉スペクトラム症や注意欠陥多動症、ダウン症、脳性まひなどの子どもたちのリハビリに携わってきた。その間▽受診待ちの期間が長過ぎる▽受診はしたくないが、発達は気になる▽早めに専門的な援助を受けたい▽リハビリの頻度が少ない▽リハビリが終わって相談できる場所が無くなった-などのを聞き、支援が行き届いていないと感じた。     アメリカでは各学校に専属の作業療法士が配置され、学校が必要とすれば手帳の有無にかかわらず支援できる。日本でも小児の専門職から気軽に支援を受けられる場が必要と考えて、地域に出ることを決断。発達障害や発達の遅れ、グレーゾーンの疑いがある小学生以下の子どもを主対象に、感覚特性を探り、遊びの持つ多彩な要素を通して体の使い方、やりとりを学ぶ療育を展開する。     「落ち着きがない、集中力が足りない、姿勢が保てないなど、子どもの言動には何らかの理由があるはず。それを明らかにすることで、子ども自身と保護者の負担を軽くしたい。就学までにもう一年早く来てほしかったと思うことも多く、早期の支援で伸びる時期を逃さないで」と久保さん。施設内にはボールプールやトランポリン、スイングなどの遊具をそろえた。     営業は日曜日を除く午前8時半~午後6時。自由診療で、料金は単発の個別療育(50分間)が7000円。最初は3回の個別療育と感覚特性の評価や情報提供紙面をセットにしたプラン2万5000円を勧める。保護者と特性を共有することで、医療機関の受診時や学校への説明にも役立つ。予約は同施設のホームページから。     光市から通う男児の母親は「行動の理由を踏まえて的確な対応のアドバイスをもらえる。医療・福祉の枠にとらわれず、専門職に長期的に伴走支援をしてほしい」と語る。

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