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就業体験で地域の魅力発信   持続可能な観光へ大学生がツアー企画  龍郷町「いもーれ秋名」

地域資源を生かしたモニターツアーづくりについて話し合う学生ら=4日、鹿児島県龍郷町秋名

 鹿児島県龍郷町(奄美大島)の秋名、幾里で集落活性化に取り組む一般社団法人「E’more(いもーれ)秋名」は9月17日まで約1カ月間の日程で、関東と北海道の大学生3人をインターンシップ(就業体験)で受け入れ、文化活動や自然など地域資源を生かしたモニターツアーづくりを行っている。奄美大島での生活を体験しながら、集落の魅力を探る学生たちは「もう1度来たいと思ってもらえるツアーをつくりたい」「地域側にも喜んでもらえる企画を考えていく」と意欲を見せている。

 今回のインターンシップは、関係人口(地域と多様に関わる地域外の人々)の創出を目的に企画。同法人が島外の学生を対象に長期間のインターンシップを実施するのは初めて。

 参加している学生は、フェリス女学院大3年の小祝沙百合さん(20)、小樽商科大2年の本間聖菜さん(19)、日本女子大3年の住谷遥夏さん(21)。

 学生たちは8月17日にインターンシップを始めた。同法人が運営する宿泊施設や食堂での就業体験を通して地域への理解を深め、ツアーの企画に取り組んでいる。

 小祝さんは「奄美に来て人の優しさに感動した。地元の人と触れ合うことで、集落をより深く知るツアーができると思う」、本間さんは「私と同じ世代向けのツアーを考えている。大学生になったけれど何をすればいいか分からないという人たちを応援するようなプログラムにしたい」、住谷さんは「地元の人も参加したいと思うような内容にすることによって持続可能な観光を目指していきたい」と語った。

 同法人の村上裕希代表(39)は「将来を担う学生世代を受け入れ、交流を深めていくことは、地域を理解した外部人材を増やしていくきっかけになる。まずは3人に島のことを知ってほしい」と話した。

 学生たちは今月中旬ごろまでにツアーの企画をまとめ、同法人が運営する「荒波龍美館~荒波のやどり」で、報告会を開く予定。

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