白浜空港に「AEDシート」贈る 熊野高校
自分たちで作ったAEDシートを南紀白浜エアポートの社員(左)に説明する熊野高校の生徒=和歌山県白浜町の南紀白浜空港で
熊野高校(和歌山県上富田町朝来)のKumanoサポーターズリーダー部はこのほど、南紀白浜空港(白浜町)に、自動体外式除細動器(AED)を使う際に患者の胸部を覆う「AEDシート」を贈った。これまでの寄贈先は上富田町内が中心だったが、田辺市や白浜町にも広げていく。
3年生の木村美都さん、田中空さん、辻友さんが空港を訪れ、空港を運営する南紀白浜エアポートの社員に手渡した。社員は空港ビル1階に設置するAEDの横にシートを置いた。
シートはサポーターズリーダー部が開発し、部員が一つずつ手作りしている。女性にAEDが使われにくい傾向があると知ったことがきっかけ。シートにワッペンを付けており、AEDのパットを貼る位置を示している。
木村さんは「空港は多くの人が行き交う場所。いざという時はAEDシートを使い、命を助けてもらえるといい」と話した。
■HPに「AEDマップ」
サポーターズリーダー部では、上富田町内のAED設置場所をホームページ(HP)で紹介している。一覧表だけでなく、位置情報を入力することで画面に表示する地図上でも分かるようにしている。今後は町外も順次、紹介する。「新たにAEDを設置した事業所や団体があればシートを贈るので知らせてほしい」と話している。
HPの製作には紀伊民報が協力した。アドレスはhttps://kumano-sp.kiiminpo.jp/
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