新スポーツ「モルック」楽しもう!! 酒田米菓 同僚チーム結成 普及図る交流会開催
「オランダせんべい」など菓子製造・販売の酒田米菓(酒田市両羽町、佐藤栄司社長)は、フィンランド発祥の新スポーツ「モルック」の普及活動に取り組んでいる。同社社員の高橋大地さん(27)が動画共有サイトでその楽しさを知ったのがきっかけで、まずは社内の親睦を図るため、同僚とチームを結成。さらに老若男女が楽しめるモルックを普及させることで世代間交流を広げてもらおうと同社は今冬、地域貢献の一環で市などに道具一式を寄贈。普及に向けた交流会を28日、同社近くの両羽公園で開き、降雨の中、参加者が熱戦を繰り広げた。

雨中の熱戦となった新スポーツ「モルック」の交流会
モルックは、木製棒「モルック」を投げ、3―4メートル先に置いた1―12の数字が書かれた木製ピン「スキットル」を倒すスポーツ。複数本を倒した場合は倒した本数、1本のみ倒した場合は書かれている数字が得点になる。複数人で対戦し、得点が先に50点ちょうどになった人が勝ちとなる。50点を超えた場合は、25点に減点となりゲームを続ける。
高橋さんは昨夏、モルック日本代表に選ばれているお笑いコンビ「さらば青春の光」の森田哲矢さんによる動画を鑑賞し、その楽しさを知ったという。
子どもからお年寄りまで幅広い世代が楽しめるこの新スポーツを通して世代間交流を深めてもらおうと現在、同社は地域貢献活動の一環として全社を挙げて普及活動に取り組んでいる。今年2月に道具一式を市に2セット、市体育振興会に26セットそれぞれ寄贈。今年5月の大型連休中、「オランダせんべい」100袋を優勝賞品にした「オランダカップモルック大会」を初開催し、約30人が楽しさに触れた。
この日は当初、第2回大会という位置付けだったが、新型コロナウイルス感染拡大防止特別集中期間中ということに加え、雨降りになったことから参加者を限定した交流会に。エントリーした8人は真剣な表情で狙いを定め、モルックを投げ込んでいた。
来年8月にはフランスで世界大会が開催される予定となっているモルック。高橋さんは「『せんべいづくりから街づくりへの発展』。交流会、大会の他、体験会などの開催を通し、まずは地域への普及を図り、世代間交流に役立ててもらえたら」と話した。
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