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釧路新聞社

レーザードローンで精密測量【釧路】

17日に浜中町の牧草地で行われたドローンによる測量。手元のタブレットで飛行位置などを確認しながら作業できる

 総合建設コンサルタントのプラテック(釧路市入江町9、阿部操社長)は、大型ドローン(無人航空機)に搭載したレーザーによる空からの測量を今月から始めた。少ない人数でより精密な測量を行うことが可能で、災害発生時には危険な場所に立ち入らずに状況を確認できる。釧路根室地域で大型レーザードローンによる測量とデータ解析を自社で行うのは初とみられる。

 一般的な測量は、距離や角度を測る機器を人が地上に立てて行うため、人員や時間がかかる。ヘリコプターなどで上空から測量する方法もあるが、費用が高額。一方、ドローンによるレーザー測量は、事前に設定したルートに従って自動的に飛行しレーザーを地表面に照射して測量するため、最少限の人数で短時間に作業を行うことができる。同社によると、これまで5人で2週間かかっていた測量作業を3日で終えることも可能だという。二次災害の恐れがある被災地やクマの生息地など危険な場所に作業員が入らなくてすむのも大きなメリットだ。

 また、これまでドローンからカメラで撮影し測量する方法も用いられてきたが、森林に覆われた場所では地表面が見えず正確な測量ができなかった。レーザー測量なら、取得したデータをソフトで解析することで正確な地表面の高さが分かる。さらに計測地点を密に設定できるため、これまで以上に精度が高い測量が可能になり、建設現場で進む情報通信技術(ICT)を活用した施工との連携が進められる。

 今月17日には浜中町内の牧草地で、同社によるレーザードローンを使った初の測量が行われた。トラクターで作業ができるよう牧草地の高低差をならす工事のための測量で、4・5㌶の広さの土地をドローンが碁盤の目を描くように、上空40㍍を一定の速度で飛んだ。バッテリーの持続時間は約30分のため途中で交換し2回に分けて測量したが、オペレーターの清水蒼主任(24)は「これまでは歩き回らなければならなかったので非常に楽」という。

 同社が導入したドローンは対角寸法約1・1㍍、重量約10㌔、本体価格は約1800万円。阿部社長は「地上測量には人が必要だが、近年は技術者を募集しても集まらない。また、自然災害も多くなっている。時代の変化で求められるものをいち早く導入できた」と話している。

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