初水揚げ、商業捕鯨が始まる【釧路】

初水揚げされた全長7.6㍍のミンククジラ(22日午後3時50分ごろ、釧路港北ふ頭)
釧路沖の商業捕鯨が始まり、22日にクジラの初水揚げが釧路港で行われた。 この日水揚げされたのは、体長7・6㍍、重さ5・6㌧(内臓除く)のミンククジラの雄1頭。和歌山県太地町漁協所属の「第7勝丸」(32㌧)が正午前に釧路沖南東約50㌔の海域で捕獲し、午後3時50分ごろ釧路港北ふ頭へ陸揚げした。
今年は釧路沖で「第7勝丸」と外房捕鯨(本社千葉県)の「第51純友丸」(30㌧)の2隻が操業する。2隻は20日に宮城県の石巻漁港を出港し、21日は釧路に向かう途中でクジラを探したが、霧が濃かったこともあり発見できなかった。日本小型捕鯨協会の貝良文会長は「1頭目が捕れて一安心。目方もまずまずで肉質もいい」とほっとした表情を浮かべていた。
この日捕れたクジラは市内で解体した後、24日に新富士市場に出され、同日には市内の小売店にも並ぶ。 商業捕鯨再開3年目となる今年の沿岸小型捕鯨は、道内では網走と釧路の2カ所を拠点として行う。網走は10日で終了したが、釧路沖では10月いっぱいまでミンククジラ約60頭を捕獲する予定。
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