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宇部日報社

種田山頭火の好物だった豆腐にスポットを当てた企画展 山口市

豆腐愛が詰まった山頭火のエピソードや俳句を紹介する展示(小郡文化資料館で)

 漂泊の俳人、種田山頭火(1882~1940年)の好物だった豆腐にスポットを当てた企画展が山口市小郡下郷の小郡文化資料館で開かれている。山頭火の日記に登場する豆腐に関するエピソードや俳句を紹介している。10月31日まで。

 山口ゆめ回廊博覧会事業の一つ「文学ラリー」に合わせて企画した。会場には、山頭火が生きた時代に使われていた豆腐籠や湯豆腐用の鍋、句集など5点とパネルが並ぶ。

 山頭火の俳句の中で豆腐が登場する作品は26句ある。このうち句集に収められている「草にも風が出てきた豆腐も冷えただろ」「落葉ふんで豆腐やさんが来たので豆腐を」の2句を資料と共に展示している。残りの俳句もパネルで紹介している。

 この他、山頭火に会う際に友人たちが豆腐を手土産にしていたことや、「豆腐をたべる会」と名付けた句会を開いたこと、佐藤吾一著「豆腐を語る」という書籍を読んで感激し、著者にはがきを送ったエピソードなどが紹介されている。

 同館文化財専門員の魚谷なつみさん(28)は「展示を見てクスッと笑ってもらい、山頭火を身近に感じてもらえたら」と話していた。

 入館無料で、時間は午前9時~午後5時。月曜休館。

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